石留め(ストーンセッティング)
リングやペンダントに宝石を入れることを石留め(いしどめ)といいます。
大きく分けて「爪留め」と「彫り留め」があります。

石座に石をセッティングし、3~8本で配置された爪を倒し石を抑え込んで留める方法です。
石座とリングを別々に用意して後で溶接するため、リングの太さよりも大きい石を留める事が出来ます。
石座の横からも光が入るので、石の中で光が乱反射して輝きが強く見えます。
爪で圧迫しながら留めるため、石が割れてしまうリスクがあります。

リングの地金をタガネで彫り、石を埋め込んで留める方法です。
地金の表面と同じ高さに石が並ぶので、服にひっかかったり、手をぶつけた際に石が破損するというリスクが低いです。
日常的に身に着ける結婚指輪によく用いられます。
リングの太さ以上の大きさの石は留められません。
太さのあるリングでも、リングの厚み以上に大きい石は、内側にキューレットが貫通してしまうため留められません。